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仕事で無理をしすぎてあちこちに不調の出てしまった50代の男性です。
意外なほど早く改善してこられた例です。
目次
ヒアリング
25年くらい前に頸椎ヘルニア(頸椎6番と7番の間)と診断された他、15年くらい前にはテニス肘、手根管症候群になり、今も右肩から腕全体に痛みやしびれがあるとのことでした。
腰は立ち上がる時や重い物を運ぶ時の痛み。
左膝の痛みとふくらはぎのむくんだ感じもあり、以前「これも首のヘルニアいから来ている」と、病院で診断されたそうです。
自律神経失調症、不眠、過呼吸症候群で病院を受診したこともありました。
今はどの症状もピークの時に比べるとマシにはなっているが、あちこち調子が悪いとのことでした。
特にパソコンを使って仕事をするため、肩こりと頭痛が慢性的にあり、ひどくなると首の痛みと右手にジンジンとしびれが出るということでした。
施術
初回
全身にいろいろ症状のある人ほど、あちこち調整するのではなく、全身のバランスを整える根治療法に絞ってやった方が、結果として全体的に調子が良くなるケースが多いので、あまり時間をかけてあちこちに刺激を入れない方が良いと判断しました。
初回では DRT による骨盤~背骨の調整のみ行いました。
この時点で、施術後に指標(不調が集約して現れるチェックポイント)の圧痛が、かなり軽減していたので、案外早く回復されるのではないかという予測はできました。
2回目
初回の施術の後、身体の状態に変化があったかをお尋ねしたところ、
・左ふくらはぎはもうそんなに痛くない。
・腰も良くなったように感じる。
・右側の首から肩にかけての痛みはある。
ということでした。
初回施術での指標の変化が大きかった(圧痛がかなり軽減していた)ので、ある程度予想はしていましたが、それ以上に改善が早いようでした。
好転反応もそこまで出ていなかったので、この時は DRT に加えて右肩と肘の調整を少し加えました。
3回目
前回施術の後、調子が良いと感じていたとのことでしたが、この日は
・左手が上がらない。
・右肘は痛くなくなったが、前腕のしびれはまだある。
という状態で、これまでは右肩の痛みでしたが、この時からなぜか左肩の痛みが出てきました。
特に結滞動作(=手を後ろ、下から腰~背中に持ってくる動き)で痛みがあるようでした。
施術は DRT の後、左肩と腋窩の調整をしました。
4回目~7回目
当初の症状がかなり軽減し、一時的に頭痛や首・肩のこりがぶり返すようなことはあってもそれほどひどくなく、逆に左肩に五十肩のような痛みと可動域制限(手を横から上に上げる動きと、後ろへ回す動きで痛くなる)があるという状態になりました。
DRT を行うとほとんどの指標で圧痛がかなり軽くなるので、それに加えて左肩の調整のみ少し行いました。
8回目
この日の施術前には、左手を横から上げる時の痛みだけになっていて、その他(右肩~腕、腰、左ふくらはぎ)は問題ないということでした。
前回までと同様に施術し、この時の施術後には、左肩もほぼ問題なく動くようになりました。
※ ↑ 施術の効果には個人差があります。
今後
お仕事上、どうしても首や肩はこりやすいということもあり、良くなった状態をキープして、今後また傷めたりすることのないよう予防するため、定期的なケアのためにお越し下さるとのことでした。
左肩の痛みは施術後にはなくなっていましたが、まだしばらくは油断しない方が良いので、当面は2週間おきに来院されるようにおすすめしています。
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