右膝と右肩の痛みでお悩みの70歳男性です。

ヒアリング

右膝と右肩の痛みが主なお悩みです。

仕事を退職されてから、仕事に出掛けることもなく運動不足というのもあってか、不眠にも悩まされているそうです。

右肩は可動域の制限はなく、手を上げたり、腕を回したりという動作は全く問題なくできるのですが、台所で調理や洗い物などをしばらく続けていると右の肩や胸にジワジワ痛みが出てくるという状態です。

右膝は、普通に歩く分には大丈夫だが、深く曲げると痛く、また関節が固くなってしまっていて、正座の姿勢がとれない状態です。
正座をしようとした時、左は正常で、お尻をかかとの上に載せることができるのですが、右はお尻とかかとの間が5センチ以上間隔が空いていて、曲がり切らないです。

膝だけでなく、実は右足首もかなり固く、伸ばそうとしても脛~足の甲が一直線になるように伸ばせないので、それもあって正座が出来ません。
最初は仰っていなかったのですが、

「足首も痛くないですか?」

と聞くと、

「膝も足首も痛いですね。」

とのことでした。

施術

施術は昨年秋くらいから2週間おきに受けていただいています。
(遠方であるのと、ご家族の介護があるので、この頻度が精一杯とのことでした。)

施術はまず DRT にて基本調整を行い、変化度合いに応じて、

右肩、右肘、右膝、右足首

関節調整を主に行ってきました。

その都度、施術後には痛みも軽快して動きも改善しますが、最初の頃はやはり2週間経つと、またある程度症状がぶり返していました。

続けていただくうちに、ゆっくりとですが、状態が良くなってきて、今回は膝を曲げきって、とりあえず正座の姿勢にはなれるようになりました。

写真は左が8回目、右が13回目です。

Before(左)の写真もある程度施術を行った後ですので、After(右)の写真との差が明確ではないですが、
Before(左)はお尻とかかとの間がまだ空いていますが、
After(右)ではだいぶ密着してきています。

※ ↑ ご紹介している写真は一例であり、施術の効果には個人差があります。

今後

この方の場合、どうしても施術間隔を短くすることが難しかったので、少し時間がかかっていますが、毎週1回施術を受けていただくことができれば、もう少し早く改善できた可能性は十分あります。

右肩も徐々に楽にはなってきているとのことですが、不眠の改善にはまだ回数が必要と考えられますので、無理のない範囲で続けていただくようご案内しています。
(※ 不眠症など、自律神経の機能低下による症状は、改善までに要する期間に個人差が大きく、短期的に改善することが難しい場合もありますが、根気よく続けていただくと、良い結果が出てくることも多いです。)