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60代女性の猫背姿勢の改善についてです。
ヒアリング
元々膝や肩の痛みにお悩みで来院されていた方です。
一時期は
・歩いたり体重をかけたりすると膝が痛む
・固いのと痛みのせいで膝が伸ばしきれない
・右肩が痛く、手が上げづらい
・手が上がっても、下げてくる時ポキッと鳴って痛みが出る
というような状態でしたが、そうした症状は今はほとんどなく、膝も肩も少し残った痛みをさらに改善するために来られています。
その他、お仕事が少し前屈気味で梱包作業等をずっとされているせいで、そのまま固まったような猫背姿勢になっていて、ご自身でもそれを気にしていらっしゃいました。
これまでは肩と膝の痛みの方がメインでいたので、猫背のことはそこまで仰らなかったのですが、
「肩も膝も良くなってきて、背すじも前よりだいぶ伸びてきましたね。」
と言うと、
「でもなかなか猫背は伸びきらないでしょ?」
と、姿勢はもっと改善したいとのこと。
また、
「(施術後)背中がスッキリして伸びた感じはするけど、
本当に姿勢が改善してるのかはよくわからない。」
とのことで、一度施術の前後で姿勢が変化しているのを写真で確認していただくことにしました。
施術
通常通り基本施術の DRT を行って、施術前との比較をしました。
↑ 通常の DRT(5分)での変化です。
症状がもっとひどかった時と比べると、施術前でも以前よりは姿勢が良くなっているので、一回の施術の前後の写真では若干わかりにくいかも知れませんが、施術前よりは胸のあたりが伸びて頭の位置が後ろに来ています。
※ ご紹介している写真は一例であり、施術の効果には個人差があります。
この後、膝と肩に若干の調整を加え、胸椎と肋骨の間(胸肋関節)を弛める操作をして、さらに姿勢は伸びましたが、ご本人が最初の比較写真ですでに納得されていたので、最終的な施術後の写真は撮りませんでした。
今後
改めて写真で確認してみましたが、その場では姿勢が改善されています。
あとはどうやって維持していくか?ですが、これにはご自身の努力も必要になってきます。
人それぞれ課題は異なりますが、概ね
・普段の姿勢(特に座っている時の骨盤の角度)
・筋肉タイプに合わせた腹筋・背筋のトレーニング
・肩~背中の筋肉(僧帽筋・菱形筋)のトレーニング
・大腰筋や胸筋のストレッチ
・腰や首のセルフケア
等を行っていただくと効果的です。
この方の場合、膝と肩は今のペースで施術を受けられればより良い状態になることと、姿勢については座り姿勢のキープの仕方と首のケアの仕方をお伝えしました。
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