以前に登山で滑落し、その時の大ケガの影響で腰痛をはじめ、あちこちに症状を抱えて来院された男性です。

目次

ヒアリング

当院のチラシを以前からご覧になられていたそうですが、ここ1ヶ月くらいで体調の悪化を感じて来院されました。

一番の問題は、若い頃に登山中に滑落し、その時に腰椎を圧迫骨折された影響で、50代になってから出てきた腰痛でした(来院時は右腰に痛み)。
聞くところによると、死んでいてもおかしくないくらいの相当ひどいけがだったようですが、当時リハビリを頑張ってかなり回復し、以前からやっていた登山やスキーを再開できるくらいになっていたそうです。
ただ、その時同時に左足かかとの骨を粉砕骨折したため、左足首関節がほとんど動かないのと、左足だけ短くなってしまったため、それが長年かけて骨盤や腰椎を大きく歪ませ、50代以降の慢性腰痛につながっているようでした。

さらに40代でも登山中に氷が頭に落ちてきて、そのショックで頸椎を捻挫し、それ以来両足とも冷たく、しびれも感じるとのことでした。

また、同じく50代以降にぎっくり腰も4~5回はなったとのことでした。

そして、慢性的な腰痛やぎっくり腰の痛みをかばっていたからであろう猫背姿勢で、腰から背中が丸まっていて、両肩とも前に巻き込んだような格好で固まってしまい、仰向けに寝ると肩が浮いてしまって痛みも出ている状況でした。

その他、両膝の痛み、右手の腱鞘炎、ばね指、左手首骨折後の可動制限(手首が大きく曲がらない)などの症状がありました。

施術

初回

初回はDRTによる骨盤~背骨の調整のみを行い、様子を見ていただきましたが、これだけで2回目にお越しの時には、「右の腰の痛みはなくなっている」とのことでした。

2回目~5回目

2回目~5回目は、DRTに加えて肋骨の調整や腕のねじれを解消する施術、大腰筋をゆるめる施術などを中心に、大まかな姿勢バランスの改善を優先して行いました。
その間、お仕事の関係で重い物を運んだり土を掘ったりという力仕事もされながらでしたが、腰や背中の痛み、仰向けでの肩の痛みは順調に軽減していきました。

6回目~11回目

6回目で筋肉タイプの判定も行い、そのタイプに合わせた骨格調整や、左足首関節の動きの改善、手首や指の動きを良くする施術を11回目まで続けました。

12回目

12回目にお越しの時には「調子は良いです。腰痛もほぼなし。」とのことでした。
この頃には、姿勢もかなり良くなっていました。

当初は腰の痛みでひどい猫背でしたが、圧迫骨折の傷跡の箇所が少し出っ張っている以外は、背すじがかなり伸びて、肩周辺も柔らかくなってきました。

腰痛と肩・手首・指の痛みなど改善後の喜びの笑顔

今後

一番のお悩みだった腰痛と、前に巻き込んでガチガチだった肩、使い傷みで固くこわばっていた手首や指の症状はかなり改善(または軽減)出来ましたが、まだ両足の冷たい感じやしびれ、左足首の動きの回復にはそれなりの時間を要することをご説明し、納得いただいた上で、継続的に施術を受けていただいています。

古傷は状況によっては時間がかかるものもありますが、根気よく続けることでご自身で思っていらっしゃるより改善が進むこともよくありますので、諦めずに取り組んでいただきたいと思います。