代表的な症状を中心に、当院での改善例を記載しています。

今回は慢性腰痛の方の腰の動きの改善です。

ヒアリング

当初はマラソンをしていて出てきた膝の痛みと合わせて腰痛があった40代の女性です。
今では目立った症状はなくなり、再発予防の目的で定期的に来られています。

ヨガにも取り組まれていて、身体も柔軟なのですが、お仕事で負担がかかるせいか、やはり時々腰がだるくなったり痛くなることもあります。

お聞きしてみると、ヨガを続けてきて身体は軟らかくなったが、腰を反らせるポースは、他のに比べると苦手だそうです。

こういった場合、大腰筋が固くなっている典型例と考えられます。

※大腰筋=腰の深層筋。横から見ると腹筋と背筋の間にあります。前から見ると腰椎から股関節あたりに「ハの字」についている筋肉。

施術

まず、DRTによる基本調整での変化を確認しました。
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これだけでも後ろへ反る角度が大きくなっています。
大腰筋がゆるみ、下腹部の奥の筋肉が伸ばしやすくなったためです。

その後、大腰筋そのものの調整をいくつか加えた後の変化です。
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基本調整後より、さらに大きく反らせるようになりました。

一番最初と最後を比べてみるとこのような感じです。
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施術前と比べると、だいぶ大きく反らせるようになりました。

※ ↑ ご紹介している写真は一例であり、施術の効果には個人差があります。

ご本人の実感としても、反らすのが楽になって、もちろん痛みも出ないとのことでした。

今後

DRT のみでも十分変化が出ているので、今後も基本調整を続けていくだけで、さらに柔軟になっていくと考えられます。
必要に応じて、今回のような大腰筋、また仙骨の調整などを加える場合もありますが、この方の場合は必要なさそうです。

ご自身でできる大腰筋のストレッチをお伝えし、取り組んでいただくことにしました。